不動産市場拡大推進に向けた政策提言を提出しました
2月13日、不動産市場拡大推進に向けた政策提言を、国土交通大臣に宛てて提出いたしましたので、お知らせします。
【提言書の概要】
1.標題
「不動産・新産業革命 ~名目GDP600兆円に向けた成長戦略~」
2.内容
①不動産市場をめぐる現状の問題として、以下の3点を挙げる。
- 住宅資産額が住宅投資累計額より約500兆円以上少ないなど不動産価値が毀損されている。重要な資産を守り、再生・有効活用することが急務。
- 不動産流通を促進させるための前提となる必要な情報に関して、非対称性が解消されず、さらなる市場の活性化を阻害。
- 不動産の再生利活用促進にとって障害となる構造的要因があるが、それに対する政策的手当てが不十分。
②日本の成長戦略として、データ活用等による不動産市場拡大を明確に位置づけ、具体的に以下の項目を検討していくことを提案する。
提言1: 「不動産情報バンク(仮称)」の整備
(政府が進める「不動産総合データベース」のさらなる進化)
提言2: 不動産の利活用を推進するための評価手法の見直し
提言3: 不動産再生手法の導入の検討 (不動産再生機構の設立含む)
③上記提案施策実現により、住宅投資額累計と住宅資産額の差分、つまり「失われた建物価値」約500兆円の解消、GDP30兆円拡大等の経済効果を実現。都市のイノベーション、中心市街地活性化等を通じて、都市問題などの社会課題を解決する。
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