【プレゼン】文部科学省「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ(第5回)」に出席し、意見を述べました

2025年7月28日、一般社団法人新経済連盟(以下、新経連)は文部科学省「教育・学習の質向上に向けた新たな評価の在り方ワーキンググループ(第5回)」(以下、本WG)に出席し、高等教育機関(大学等)に対する認証評価制度の在り方に関して意見を述べました。
新経連からの意見のポイントは次のとおりです。
 
1.評価制度に対する認識
  • 現状として、評価が必ずしも有効に機能していない高等教育機関があること、社会経済構造の変化に伴い教育をアップデートさせる必要があること等を踏まえ、教育・学習の質の向上に向けた評価制度の見直しは不可欠。
2.目指すべき第三者評価(認証評価)の在り方
  • 認証評価の目的として、高等教育機関の質の保証だけでなく質の向上も積極的に位置付けた上、質の向上に向けた取組を行った高等教育機関を高く評価し、評価結果に基づいて国が適切な支援をしていくことが必要。
  • 当連盟はこれまで、既存のモノやコトを掛け合わせて新しい価値を生み出すために必要な「アントレプレナーシップ教育」の重要性を主張している。上記のような評価制度を通じ、アントレプレナーシップ教育が進められることが望ましい。
3.新たな評価制度に求めるもの
  • 評価対象の単位は、現行の学校ごとから学部研究科等ごとに細分化した上、評価は適合・不適合の分類ではなく、教育の質を段階別かつ定性的定量的に示すべき。
  • 高等教育機関・評価機関・経済界を交えた会議体(常設含む)の創設や、評価の枠組みに経済界の声も反映される仕組みをつくるなど、経済界の知見の活用や経済界との連携を行うべき。
新経連の資料全体はこちら、本WGの開催状況はこちらをご参照下さい。
 
新経連は、日本の産業と社会の変革を後押しすべく、教育改革(※)の実現に向け、各方面との対話を重ねてまいります。
(※)新経連が本年7月29日に公表した「次世代教育の実現に向けた政策提言」については、こちらをご参照ください。
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