【プレゼン】規制改革推進会議WGにおいて、医薬品の販売制度の見直しに関する意見を説明しました
2024年11月25日、新経済連盟は、規制改革推進会議が開催した「第3回健康・医療・介護ワーキング・グループ」に出席し、濫用等の恐れのある医薬品のネット販売について意見を説明しました。
新経済連盟が説明した主な意見は以下の通りです。
①市販薬の濫用に関する喫緊の課題と配慮すべき事項について
・市販薬を用いた若年者によるオーバードースは喫緊の課題であり、濫用対策が必要であることには異論がない
・一方、市販薬はセルフメディケーションの観点から有用であり、全国各地に存在する適正利用者による市販薬へのアクセスや利便性についても配慮が必要
②医薬品の販売区分及び販売方法の見直しに関する厚生労働省案に対する見解について
・ネット販売におけるビデオ通話の実施には新たな設備投資が必要である上、ビデオ通話の予約システム等の導入により購入ステップも販売事業者のシステムも複雑になることから、ハードルが高い
・濫用に使用した市販薬を実店舗で入手する人が多いという調査報告がなされているにもかかわらず、一部のネット販売を一律に禁止して対面やビデオ通話のみするという見直しは課題への対応策とはならない
・大容量や小容量の定義は市販薬の販売方法等に大きく影響するが、その定義も決まらないまま大容量はネット販売を禁止するという結論のみが先行しているのはおかしい
③新経済連盟の見直し案について
・ネット販売について、現行のルールを当然に徹底した上、記録に基づく販売管理等、追加的な対策を講じることで、厚労省案で禁止とされている範囲も販売の継続を認めるべき
詳細は以下の説明資料をご覧ください。
【参考】
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