NEST-NEXT #2 「AIビジネスのビッグインパクトと実装」を開催しました
様々な分野のフロントランナーをお招きし、ビジネスパーソンの知的好奇心に応えるイベントシリーズ「NEST-NEXT」の第二弾として、今回は「AI」をテーマに、NEST-NEXT #2「AIビジネスのビッグインパクトと実装」を開催しました。
企業が収集したデータを解析してマーケティング精度やサービス品質の向上につなげるため、AIを活用するといったビジネスモデルが世界的に確立されつつあります。その一方で、AI活用がビジネスにもたらす大きな可能性や、その実現に向けたハードルは明らかになっていない部分も多々あり、多くの企業が試行錯誤しながらAIビジネスの実装に向けて取り組んでいるのが現状です。
そこで今回は、ビジネスにAIをいち早く取り入れ実装している竹谷幹事(株式会社Gunosy)等にお越しいただき、AIビジネスに関する諸外国と比較した日本の立ち位置や、AI活用についての自社事例のメリットと課題認識、更にはAI人材育成への取り組みなど、AIビジネスに関し多岐に渡ってご説明いただきました。
講師:竹谷 祐哉(新経済連盟 幹事 / 株式会社Gunosy 代表取締役 最高経営責任者(CEO))
講師:大曽根 圭輔 様(株式会社Gunosy 取締役 最高データ責任者(CDO))
また、AI・データ利活用に関する政策を所管している経済産業省の担当者もお招きして、リアルデータ領域でのAI活用など業界の最新動向や、その動向をふまえた日本の勝ち筋とその課題についてお話しいただくとともに、デジタル技術の進展をふまえた規制やガバナンスの在り方の変化などについても言及していただきました。
講師:沼尻 祐未 様(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 課長補佐)
■ご参考(経産省 講演資料)
https://jane.or.jp/app/wp-content/uploads/2019/12/87563e98a5d9ccc1ef251f972eec9ecd.pdf
講演終了後には、登壇者らによるパネルディスカッションも開催し、AIが効果的な領域やマネタイズへの課題、AIやデータ利活用にまつわる規制などの阻害要因について、企業と政府双方の立場から活発にご議論いただきました。
経済がデジタルシフトするなか、AIビジネスの普及は待ったなしの状況です。今回のイベントが、官民共同で日本のビジネスを大きく前進させる機会となれば幸いです。
今後もAIビジネスの実装に向けて、新経済連盟として取り組んでまいります。
パネルディスカッションの様子