【共催企画】ネットワークコンテンツ情報共有会 -コンテンツビジネスをめぐる最新動向のご紹介 -を開催しました
11月18日、ネットワークコンテンツ情報共有会 -コンテンツビジネスをめぐる最新動向のご紹介- を開催しました。
コンテンツビジネスは日本経済を支えてきた重要な分野ですが、ここ数年で大きな変化が起きています。
ネットワークコンテンツと呼ばれるゲーム、音楽、動画などの分野は毎年拡大しており、その市場規模は約3兆円と急激に成長しています。その一方で、これらのビジネスを行う上では国境の壁が低く、グローバルに企業の参入進出が容易なため、国内外の企業間で、規制や税など様々な面からアンフェアな競争環境の問題が顕在化してきています。
また、ネットワークコンテンツの各分野において、従来は縦割りだったビジネスモデルが、同一のプラットフォームビジネスによってその垣根がなくなるとともに、AR・VR、ブロックチェーンなど新しいテクノロジーの波が押し寄せてきており、競争環境が急激に変わってきています。
そこで今回、コンテンツビジネスの現状や問題の所在の理解を深めるため、関連の団体(日本オンラインゲーム協会、キャラクターブランド・ライセンス協会、日本動画協会、Cip協議会)と共催で「ネットワークコンテンツ情報共有会」を開催しました。
当日は、会員企業の株式会社ワントゥーテン 澤邊芳明様より「Mixed Realityのもたらす未来風景と課題解決型エンターテインメントの可能性」というタイトルにて、パラスポーツの体験を通した普及プロジェクトや、歌舞伎でのプロジェクション演出などの自社事例の紹介などを通じ、エンターテインメントによる社会課題の解決についてお話しいただきました。
澤邊 芳明 様(株式会社ワントゥーテン 代表取締役社長 CEO)
その他、文化庁著作権課ご担当者より、デジタル・ネットワーク化の進展に対応した著作物利用の円滑化について、日本マイクロソフト株式会社ご担当者より、5G普及時代のクラウドゲームについて、それぞれお話しいただきました。
コンテンツビジネスを盛り上げるため、今後も「ネットワークコンテンツ情報共有会」をはじめ、団体を超えた情報連携や交流などの企画に引き続き取り組んでまいります。
会場の様子