2月25日、就職・採用活動に関する意見交換会を開催しました

2016年2月25日、就職・採用活動に関する意見交換会を開催しました。
   

   
昨年末、政府は就職・採用活動開始時期について大学4年生の6月とするよう民間に対して要請を行いましたが、新経済連盟では従来から「就職・採用活動時期については一律のルールを設けるのではなく、個社の判断に任せるべき」との立場を採っており、この要請についても同様のことを政府に伝えてあります。
   
しかし、就職・採用活動については、時期の問題だけではなく、大学教育や雇用の在り方等、教育と働き方の全体を視野に入れた更なる検討が必要です。昨年12月の当連盟幹事会ではこのことが議論となり、それを受けて事務局で会員企業へのアンケート、ヒアリングを行った上で、この度、就職・採用活動に関する提言書を作成することとなりました。
   
今回の意見交換会は、提言書作成に向けて、会員企業の人事担当者にお集まりいただき、個社における採用活動の実例や就職・採用活動全般についての考え方をお聞きしようと企画しました。
   
提言書の項目の一つとして事務局で挙げた「インターンの単位認定推進」については、参加者から、「インターンが大学の単位として認められるためには継続して10日程度行うことが必要。これは企業側にとってかなり大変。」「一企業のインターンだけでは正当性に欠ける。複数社参加するなど一定の条件が必要。」などの指摘をいただきました。
   
また、「スキル・能力」を基本にしたジョブ型の採用・雇用にシフトすべきとの提案に対しては、「学生に『自分は何がしたいのか』をより深く考えさせることが必要」「大学でも、そのような考えに基づいたキャリア教育を充実させるべき」などの意見が出ました。
   
いただいた意見を基に提言書の作成・発出に向けて更に議論を深めていきたいと思います。参加された皆様、本当にありがとうございました。
   
   
   

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