6月度会員セミナー「民間実務におけるマイナンバー対応」および懇親会を開催しました。
6 月度会員向けセミナーは、株式会社富士通総研経済研究所主席研究員榎並利博様をお招きして、「民間実務におけるマイナンバー対応」をテーマにご講演を頂きました。
榎並利博様
2016年1月から運用開始予定のマイナンバー制度。本年10月には、国民一人ひとりに個人番号が通知されることとなっています。
マイナンバー制度が開始されると行政の効率化や国民の利便性の向上などのメリットがありますが、民間企業にとっては、従業員等のマイナンバーを取得することになり、その適正な取扱いや安全管理措置の実施が求められることとなります。
榎並様からは、企業への影響とマイナンバー対策、対応スケジュール、企業に求められる適正なマイナンバーの取扱い、安全管理措置と委託などのポイントについて、具体的に説明を頂きました。
運用開始までの準備期間は、わずかです。
従業員のマイナンバーを扱う人事・総務部門はもちろん、個人との取引がある場合は、法定調書の関係で、営業や経理の部門も取引先のマイナンバーを取り扱う可能性があります。
このため今回のセミナーには、多くの実務担当者の方に参加いただき、熱心なメモ取りや質問が相次ぐ活況なものとなりました。
新経済連盟では、マイナンバー民間利用促進プロジェクトチームを設置しており、先日は、マイナンバー制度を活用した世界最先端IT国家の実現に向けた提言も行いました。
今回は、プロジェクトチームリーダーの由利幹事 (テクマトリックス株式会社代表取締役社長)も参加し、榎並様、参加者のみなさまと活発な意見交換をされていました。
由利幹事(懇親会での乾杯の発声)
懇親会の様子
懇親会の様子
会員セミナーの懇親会は、ケータリングを持ち込んだ立食形式を採用しています。
榎並様と参加者との質疑応答や、普段接する機会の少ない会員同士が親交を深める様子も多く見受けられました。
榎並様、お集まりいただいた一般会員の皆さまありがとうございました。