9月25日、第2回経営層向け有識者懇談会を開催しました
9月25日、シスコシステムズ合同会社様の会場をお借りして、当連盟の「知識社会型新たな就労環境実現PT(プロジェクトチーム)」が主催する経営層向け有識者懇談会を開催しました。
知識社会型新たな就労環境実現PTは、知識社会にふさわしい就労環境を実現するために「知識社会に対応した労働規制改革」と「新しい産業への労働力移動の実現方法」という2つの課題に取り組んでいます。
第2回となる今回は、当連盟の経営者層の方にお集まり頂き、リクルートワークス研究所の大久保幸夫様をお招きして、「人事管理、教育、労働政策の一体改革」をテーマに競争力の視点からご講演いただきました。
大久保幸夫様
労働政策は雇用維持・画一化の時代から労働移動支援・多様化への転換期にある、というお話に続いて、
バブル期大量採用の現・40代がシニア層へとなりゆくことが、昇進機会に恵まれないミドル層の能力の停滞やモチベーション低下に直結していくことや、65歳までの雇用保障がシニアの自律を妨げている可能性があるなどの課題についてご指摘がありました。
その解決手段としては、多様な雇用システムへの転換や、入口(採用)と出口(退職)の多様化、残業代の払い方の議論から自律的な働き方の議論に関するお話や、卓越した個人(プロフェッショナル/タレント)を活かす企業経営に関する提言を頂き、本勉強会は終了いたしました。
大久保様、お集まり頂いたみなさま、有難うございました。
■(ご参考)知識社会型新たな就労環境実現PTについて:
知識社会にふさわしい新たな就労環境を実現するために、次の2つの課題に取り組んでいます。
1)知識社会に対応した労働規制改革
自由に働きやすくかつ生産性が向上する就労環境の実現を目指し、労働規制改革を提言する。
2)新しい産業への労働力移動の実現方法
eビジネス、ITビジネスをはじめとした様々な新しい産業への労働力の移動を円滑化する。
リーダー 平井 康文 (シスコシステム合同会社 代表執行役員社長)
副リーダー 奥谷 禮子 (株式会社ザ・アール 代表取締役社長)
同上 内藤 裕紀 (株式会社ドリコム 代表取締役社長)
同上 高谷 康久 (イー・ガーディアン株式会社 代表取締役社長)
同上 石渡 美奈 (ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長)
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