「スマートフォンビジネスの現状と今後の展望」をテーマに勉強会を開催しました。
2011年に入り急速に普及が進んでいるスマートフォンについて、今回は「スマートフォンビジネスの現状と今後の展望」と題して、ピド株式会社 取締役 COO村上臣様をお招きし、中心的なプラットフォームであるiPhoneとAndroidそれぞれの比較を行いながら、ビジネスの現況や技術動向の解説、今後の展望についてお話をいただきました。
70名以上の参加がありました
各プラットフォームの普及状況と今後の状勢、アプリケーションの開発の特徴、スマートフォンプラットフォーム上でのビジネスのうまみなど、個々のテーマについて順を追ってわかりやすく解説をいただき、また今後の予測についてもお話をいただきました。
いくつか印象に残った点をこの場で共有させていただきたいと思います。
- 現在、新規出荷台数でもi-phoneが大きくリードしているが、docomoやauがサブスクライバ数を活かし、2011年目標を達成すればandroidがi-phoneを抜いていくこととなる。
- 一方で、先ごろ発売されたばかりのWindowsフォンも、UIやユーザビリティはandroid以上に良いともいわれており、MS officeとの連携なども考えれば第3勢力として法人向けを中心に息を吹き返す可能性もある。
- また、アプリケーションの充実度の面では、i-phoneベースのものがまだまだ数は多いものの、たとえば開発者数をもとに今後のアプリ数の伸びを予測すると、技術者の少ないi-phoneよりもwindowsフォンやandroidの伸びが期待できる。
- 一方で、現在アプリケーション主流となっている各サービス状況も中期的にはWebベース、クラウドベースへ主流が移っていくと予測されている。
- また、ビジネスとしてはフィーチャーフォンでは日本国内だけで年間3000億ともいわれるコンテンツ売り上げがあったが、スマートフォンではApp storeで全世界で20億ドルというのが現状であり、マネタイズは大きな課題である。(コンテンツは無料であるとの認識があるPCに近いビジネスモデルとして考えていかねばならない)
ご参加された皆様ありがとうございました。
終了後名刺交換の列ができていました。
次回の定例の勉強会は9月20日(火)に、「Webサービスから見たHTML5」をテーマに開催予定です。 ご興味がありましたら、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。
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