【オンラインセミナー】「統合報告書を企業価値向上に活用するには?」を開催しました

一般社団法人新経済連盟は、10月20日「統合報告書を企業価値向上に活用するには?」をテーマとしたセミナーを開催し、カタリスト投資顧問株式会社取締役副社長COOの小野塚 恵美 様と、新経済連盟の会員でもあるソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナーの熊沢 拓 様を講師としてお迎えしご講演頂きました。

現在、日本では500社以上が「統合報告書」を発行していますが、非財務情報の開示基準について国際的な統一基準がない中、サステナビリティ経営に取り組む各社は、様々な報告書のスタイルを考え、投資家との対話を模索しています。企業価値の向上に向け、統合報告書は企業のパーパス(存在意義)や中期経営戦略・価値創造ストーリーを語る重要なツールとなっています。

小野塚様からは、日本における非財務情報の開示の現状、世界のESG投資の潮流、統合報告書を価値創造に結び付けるための情報提供のあり方やPDCAサイクルの役割等について解説頂きました。また、熊沢様からは、統合報告書に関して企業が抱えている課題を踏まえた上で、具体的事例も取り上げながら、パーパスを起点としたインパクトモデルへの転換や財務価値と非財務価値を繋ぐ企業価値モデルの可能性等について解説頂きました。

参加者の皆様からは、新しい資本主義との関係性や期待、またマテリアリティに関する考え方などについて活発な質問が寄せられました。

新経済連盟としては、会員企業の皆様のご関心の高いテーマについて、セミナー等の企画による情報発信を行うとともに積極的な政策提言を行って参ります。

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