【コメント】規制のサンドボックス制度に関して代表理事コメントを掲載しました

規制のサンドボックス制度に関するコメント
 
新経済連盟代表理事
三木谷 浩史
 
本年2月9日に閣議決定された『生産性向上特別措置法案』に位置付けられた
規制のサンドボックス制度に関して、以下のとおりコメントします。
 
1.世界各国で第4次産業革命を担う新技術、ビジネスモデルや、これを担う人材獲得をめぐる国際競争が激化しています。こうした中、日本の規制の多くがこれらの新技術やビジネスモデルを想定せず、日本発の革新的なアイディアが規制の存在により実施されないこととなれば、有為な人材やアイディアが海外に流出し、日本の競争力も失われてしまいます。
 
2.この状況を打破し、AI、IOT、ロボットなど、第4次産業革命のイノベーションの社会実装を世界に先駆けて進めることが、日本の経済成長のためには必要不可欠です。
 
3.今回の法案は、こうした状況に対応するもののひとつであり、これまでにない革新的なアイディアについて、「まずやってみる」ことを許容する法制度として大変有意義な一歩であると考えます。
 
4.この法案が早期に成立し、日本が、革新的な技術やビジネスモデルを世界に先駆けて実証する場となることを強く期待します。また、当連盟としても、政府との窓口を早速設置し、傘下のベンチャー精神あふれる多くの企業を応援する組織・仕組みを立ち上げます。
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