第27回参議院議員通常選挙の結果に関する新経済連盟代表理事のコメント

一般社団法人 新経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:三木谷浩史、以下「新経連」)は、第27回参議院議員通常選挙の結果を受けて、代表理事のコメントを下記のとおり発表します。

2025年7月22日
一般社団法人新経済連盟
代表理事 三木谷浩史

今回の第27回参議院議員通常選挙の結果は、昨年の衆議院議員選挙に続き、現政権および与党にとっては大変厳しい結果となりました。衆参両院で与党が過半数を割るなか、今後の政権の枠組みは不透明な面がありますが、その行方に着目するとともに、以下に今後の政権運営への期待を表明します。

1.現在の日本は、国際的な競争力の低下や、デジタルトランスフォーメーションへの対応の遅れが「デジタル赤字」として顕在化するなど、岐路に立たされています。この難局を乗り越え、日本を「人・知・財」が集まる国へと再興させるためには、民間の力が最大限に発揮されるよう、既存の慣習にとらわれない抜本的な構造改革が急務であります。

2.特に、我々が従来より提唱してきた税制の抜本的見直しや、時代に即した規制制度の再構築、地方創生の加速、働く個人の意欲を尊重する労働環境の整備、そして戦略的な国際人材の活用といった喫緊の課題に対し、停滞なく果敢に取り組むことを期待してやみません。

新経連は、「経済団体のスタートアップ」として、民間の力が最大限に発揮され、日本経済がいっそう世界と伍して発展していけるよう、引き続き政府への政策提言を積極的に行っていく所存です。

以 上

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