コロナ問題を克服するためのワクチン対策の緊急提言

2021年4月23日

 

コロナ問題を克服するためのワクチン対策の緊急提言

 

一般社団法人 新経済連盟
代表理事 三木谷 浩史

 

 コロナ問題に対する現下の厳しい状況を踏まえ、根本的な解決策となるワクチン対策について、政府一丸となって下記に掲げる具体的な行動を一刻も早く行うことを求める。

  1. 接種オペレーション等の抜本的な見直し(保健所に依拠した体制の見直し)
    (1)医療関係者による診療所、一般クリニック等での接種を実施する。
    (2)大型の駐車場を使ったドライブスルー形式導入や大型施設での接種を行う。
    (3)接種に関与する人的リソースを拡大する(医師以外の医療関係者等の活用)。
      その際協力者へは補償やインセンティブ等の支援措置を講ずる。
    (4)サプライチェーンマネジメントの民間アドバイザリーボードの体制を構築する。
    (5)一回接種も検討する。

  2. ワクチンの承認
    (1)欧米等諸外国の安全性・有効性のデータを基に、緊急承認を行う。
    (2)ワクチン接種によって起きる副反応等の安全性の情報を迅速に共有し、副反応のリスクとワクチン接種のベネフィットを明らかにして、ベネフィットが上回る場合として、個人の自由意思に基づくワクチン接種を認めることを検討する。

  3. 感染拡大と経済活動の再開の両立を目指した出口戦略の構築
    (1)ワクチン接種済みの国内の人に対しては、経済活動の再開を促す。コロナワクチン接種証明書の導入を検討する。
    (2)ビジネストラック等による新規入国の解禁の際の条件としてワクチン接種・抗体保有の有無を加味する。
    (3)その他の外国人及び日本人の入国時における迅速なPCR検査体制を構築する。

【参考】コロナ問題に関連する直近の関連提言等
2021年1月7日 緊急事態宣言発令に対するコメント
2020年8月28日「経済活動再開と感染防止対策の両立を図るための『官民一体リバイバルプラン』」

 

以 上 

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