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11月8日、東京都市大学等々力高校で日本マイクロソフト後藤様・freee森様を講師に出張授業を行いました

11月8日、東京都市大学等々力高校にて、当連盟会員である日本マイクロソフト株式会社の後藤徳弘様(コーポレート戦略統括本部チーフクオリティオフィサー)、freee株式会社の森成徳様(リクルーティングチームマネージャー)を講師に、出張授業を行いました。
今回の授業は等々力高校の「キャリアフェア」の一環として行われたものであり、「社会で活躍する人材とは」をテーマに、高校生たちが将来を選択する上で大切なこと等について、お二人に語っていただきました。
   
   

後藤徳弘様(日本マイクロソフト株式会社 コーポレート戦略統括本部 チーフクオリティオフィサー)
   
<後藤様 講演概要>
・これからの時代は変化が速く、不確実性が高い。企業と労働者の関係が再構築され、働き方もこれまでとは大きく異なってくる。また寿命が長くなり、その分働く期間も長くなると、人生の優先順位そのものも変わってくることになる。
・「仕事の成果」=「実力の大きさ」X「トラクション効率」X「方向の正しさ」。このうち、「将来のある時点での実力の大きさ」は、「今日現在の実力」+「これからつける力」/「実力を仕事に活かす効率」で決まる。
・「トラクション効率」とは、「空回りしない技術」のことであり、それを身に付けるには、「結果を出すためのステップを描き、一歩一歩細かく進めること。評価し、修正し、何度でも素早くやり直すこと」が必要。
・「方向の正しさ」を見極めるには、「何のためなのか」を正しく聞き、確認することが必要。何かを頼まれたら、誰がどの立場で何を求めているのかを考え、その背景を理解することが重要。
・これからの働き方は、プロジェクトベースで、その都度「こういう経験・能力がある人を探す」というオーディション形式になる。その分、自分のスキルを活かすチャンスは広がる一方で、他の人に仕事を奪われる可能性も大きくなる。
・進学したら、そこで何を経験するかが重要。大学も就職先も名前で選んではいけない。計画し、実践し、つまずいたら素早くリトライする。そういったプロセスから学び、共有する力のある人が強い。
   
   

森成徳様(freee株式会社 リクルーティングチームマネージャー)
   
<森様 講演概要>
・これからのキーワードは「Planned Happenstance(意図的な偶発性)」。自分のキャリアを自身で計画し、意図的に形成するのは非常に難しい。キャリア形成の大半は予期しない出来事や偶然の出会いによって決定されるのであり、偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべき。
・自身のキャリアに対する仮説検証が必要。これは、「自分はどういう人間なのか」⇒「自分が活躍できる仕事は何なのか」⇒「その仮説は合っているのか」という3ステップで形成される。例えば、「英語の授業が楽しい。英語で話すのが好きなのかも。だから通訳の仕事につきたい」というのが仮説。しかし、「外国人から道をきかれて答えてみたが、そんなに面白いと感じなかった」という経験をしたら、これが、仮説を検証したということ。その結果として、「会話じゃなくて文法が好きなのかも。だったら英文学に進んだ方がよい」という結論になる。
・(森氏自身も)この仮説検証の作業をキャリアの中で繰り返してきた。最初は英語が楽しく、外国と関わる仕事ということで、国際公務員になりたかった。しかし、大学時代に参加した日中青年交流事業で出会った公務員の方は自分のイメージとは異なっていた。そこから、公務員ではなくても、ビジネスを通して社会にインパクトを与えることがしたいと思うようになった。
・大学卒業後、商社に就職し、海外で農薬関連の事業に携わったが、その経験から、「海外と関わる仕事」は、言語と商習慣の違い以外は国内の仕事と変わらないことに気付いた。また、商社では「新しい製品の物流」をつくることはできるが、自分は「世の中に役立つ技術をゼロベースからつくりだす」仕事がしたいと思うようになった。
・freeeでは、営業チームの立ち上げ、マーケティングチームでの新規市場の開拓、リクルーティングチームでの新卒採用開始等、新しいことを一から始める経験をさせてもらっている。freeeが求める人材は、激しい環境の変化においても柔軟でしなやかな姿勢を持ちつつ共に成長し結果を出していく、という「タケノコ人材」。これは、変化し続ける環境にあって自分がどうありたいか仮説を立てて行動する、という意味で、Planned Happenstanceと同じこと。周辺の変化やフィードバックを柔軟に受け入れ、仮説を常に検証しながら、次のキャリアづくりに活かしていく姿勢が大切。
   
   
いずれも、自身の経験に裏打ちされた、働くうえで大切なことが詰まったお話であり、これから自分の将来を選択していかねばならない高校生にとって、大変貴重な時間だったと思います。
今回、出張授業の場を提供してくださった等々力高校の皆様、講師をお務めいただいた後藤様、森様、講演を聞いてくれた生徒の皆様、本当にありがとうございました。
   
   
新経済連盟「新経済人育成貢献PT」では、引き続き、「出張授業」を行なう小・中・高校を募集しております。ご希望の学校は、ぜひお気軽にご連絡ください。
   
   
   

以上