徳島県神山町視察に参加し、東京と結んでテレビ会議も行いました

11月13日、徳島県神山町を視察してきました。神山町は、都市部に拠点を持つ多くの企業がサテライトオフィスを設置してITを用いたテレワークを実施しており、その独創的な地域づくりは「神山モデル」として全国から注目されています。今回、内閣官房のまち・ひと・しごと創生本部が神山町に職員を「サテライトプレイヤー」として派遣することになり、それに合わせて、新経連を含む経済団体も現地を視察することになりました。新経連からは、高谷幹事(イーガーディアン)、佐々木・freee代表取締役、成田・クラウドワークス取締役が参加しました。
     
     

サテライトオフィスを視察する高谷幹事・佐々木代表取締役
     
      
サテライトオフィスが集積する「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」の視察では、オフィスを構える各社職員の方が実際にテレワークで働いている現場を見せていただきました。都市に居るのと変わらず仕事ができる環境が整っており、場所や時間にとらわれない新しい働き方を模索する上で、非常に示唆に富むものでした。
     
     
また、お昼には、「神山モデル」の仕掛け人とも言うべき後藤・神山町長とNPO法人グリーンバレーの大南理事長を含む関係者とのランチミーティングが行われましたが、これは、神山町、同じく徳島県内の美波町、及び、東京2箇所を結ぶ四元中継によるテレビ会議という形式が採られました。東京2箇所のうちの1箇所には、地方創生担当の小泉進次郎・内閣府大臣政務官、金丸恭文・新経連理事(フューチャーアーキテクト)、平井康文・新経連理事(シスコシステムズ)が参加しました。
     
小泉政務官は「内閣府から派遣した職員が生き生きしている」とサテライトオフィスでの仕事の意義を強調した上で、「永田町・霞が関で広げていきたい」と政治・行政においてテレワークを浸透させていく決意を述べられました。また、金丸理事からは「神山町は過疎を『再設計しやすい』とポジティブに捉えた画期的な例」、平井理事からは「ITが人の生活・人生を豊かにしているのは非常に嬉しい」等の意見が聞かれ、大盛り上がりの中、ランチミーティングは終了しました。
     
     

     

テレビ会議を行う小泉政務官・金丸理事・平井理事
     
     
ミーティング後の会見において、小泉政務官は、「対面原則ではなく、オンラインでのコミュニケーションに対する認知を高めていかなくてはならない。そのためには政治が変わらなければ」と発言し、視察を契機に政治・行政の世界でも改革を進めていく考えを示されました。
     
     
今回の視察を踏まえ、新経連として、新たな働き方、新たな経済活動の仕方について更なる模索を続けていきたいと思います。神山町の皆様、内閣官房の皆様、その他視察に関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。
      
     
     

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