武蔵野大学「キャリアデザイン」出張授業(その1:日本マイクロソフト、東急電鉄)

この度、新経済連盟では、武蔵野大学にて、会員企業の方を講師とした出張授業を行いました。今回は1年生を対象とする「人生の歩き方を考える(キャリアデザイン)」と題した授業に、新経済連盟が外部講師の派遣という形で協力させていただいたものであり、様々な分野で活躍する現役の社会人に、学生が自分の将来を考える上でヒントとなるようなお話をしていただく、という趣旨です。
講師に、日本マイクロソフト片山様、宮崎様、東京急行電鉄 平本様にお越しいただき、それぞれ、自らの経験に沿って、「働くこと」「人生を選択するということ」について語っていただきました。
  
    
<12月5日:日本マイクロソフト株式会社 片山様、宮崎様>
■講演概要
・東京オリンピックが2020年にせまり、IOTによりあらゆるモノがサイバー空間と結びつく時代が目前にある。サイバーセキュリティが最重要である。
・テクノロジーは急速に進化しており、仕事の仕方や働き方もそれに従って変化が求められるようになっている。
・日本マイクロソフトでは、オフィスのフリーアドレス化・ペーパーレス化や遠隔会議等、テクノロジーを用いて仕事の仕方を変え、徹底した効率化を目指すことによって働き方改革を実現している。
・目的と手段を明確に分けて認識すべき。「働き方を改革することや早く帰ること」が目的なのではなく、生産性を上げて労働時間を少なくし、会社も社員も幸せにすることが目的。
・自分のキャリアは自分で切り拓かなくてはならない。その際、「失敗」は財産であり、そこからどんなことを学び取るかが大切。
  

講師:片山建様(日本マイクロソフト政策渉外・法務本部サイバーセキュリティ政策担当部長)
  

講師:宮崎翔太様(日本マイクロソフト政策渉外・法務本部 地方創生担当部長)
  

  
  
<12月8日:東京急行電鉄
株式会社 平本様>
■講演概要
・東急電鉄は電車を走らせているだけではなく、渋谷を拠点とした、総合的なまちづくりを行う会社。平本様ご自身も、駅員・運転士・ショッピングセンター総支配人・渋谷再開発・新施設への企業誘致等、様々な仕事に関わってきた。
・鉄道の現場では色々な仕事があるが、切符切り・清算・シケモク拾い・アナウンス等、今はもうなくなったものも多い。仕事とは、テクノロジーの発達や社会状況の変化によってどんどん変わっていくもの。
・ショッピングセンター総支配人の際は各店舗の店長らと協力しながら、顧客の声を聴き、いかにお店に来て買ってもらうか、を考えた。
・渋谷ヒカリエ・渋谷CASTがオープンし、来年には渋谷ストリーム、再来年には渋谷スクランブルスクエアができる。新たな総合施設が相次いで生まれ、渋谷は大きく変わるが、東急はその総合的なプロデュースを行っている。
・渋谷は文化の一大発信地であり、IT・メディア・ファッション等の企業も集積している。その姿は時代に合わせてどんどん変化し、平本様ご自身も、外資系IT企業の誘致業務等も経験した。
・生きるうえ、働くうえで大切なのは、①自分を鍛えて強みを洗練し、②夢をもってチャレンジし続け、③他人を巻き込む力をもつこと。東急では、こういった資質を持った上で、自分を律し、まわりを変えていける人材を求めている。
  
講師:平本和弘様(東急電鉄 都市創造本部 運営事業部営業一部 統括部長)
  

    
  
いずれも、自身の経験に裏打ちされた、働くうえで大切なことが詰まったお話であり、これから自分の将来を選択していかねばならない学生にとって、大変貴重な時間だったと思います。
今回、出張授業の場を提供してくださった、武蔵野大学の皆様、講師をお務めいただいた皆様、講演を聞いてくれた学生の皆様、本当にありがとうございました。
  
新経済連盟「新経済人育成貢献PT」では、引き続き、「出張授業」を行なう小・中・高・大学を募集しております。ご希望の学校は、ぜひお気軽にご連絡ください。
 
 
 

提言・ニュース