9月30日、「インターネットセキュリティに関する会員セミナー」を開催しました
9月30日、当連盟「情報セキュリティTF」主催で「インターネットセキュリティに関する会員セミナー」を開催しました。
冒頭、TFリーダーの兼元幹事(株式会社オウケイウェイヴ代表取締役社長)は、インターネットセキュリティに関する意識が未だ海外に比べて低いという日本の現状を踏まえて、新経済連盟が啓発活動を行うことで、我が国全体のセキュリティ意識の向上に貢献したい、という本イベントの目的を述べました。
続いて、政府の中で情報セキュリティを担当する「内閣サイバーセキュリティセンター (NISC)」の三角様より、政府の取り組みについて説明がされました。三角様は、新たな「サイバーセキュリティ戦略」の概要とその基本となる考え方、今後のNISCを中心とした政府のサイバーセキュリティの取組強化等についてお話しされました。
このイベントには、民間のセキュリティ専門家の方にもお越しいただきました。まずは、ソフトウェアセキュリティの世界的コミュニティであるOWASPの岡田様より、海外の動向も含めた現状についてお話しいただきました。岡田様は9月に開催されたOWASP Global AppSec USAの出席報告として、米国の大企業のCSOのスピーチの概要を紹介し、IoT時代を迎えた現在、企業のシステムセキュリティを効率良く確保するためには、セキュリティをもっと早い段階、すなわち設計や開発の段階から取り入れることが重要であること、またそのためのツールや教育の手立てがあることなどを紹介されました。
また、HASHコンサルティング代表取締役の徳丸様にもご講演いただきました。徳丸様は「脆弱性の責任は誰にある」というテーマの下、攻撃者の具体的な手法や実際に出された判決についてお話しされました。
最後に、新経済連盟会員企業であるエムオーテックス様、ソースネクスト様、トレンドマイクロ様のそれぞれから個社の取り組み等についてお話しいただき、現場の必要性に基づいた貴重な情報をいただきました。
全セッション終了後、懇親会も行われ、盛況の中、終了しました。
ご講演いただいた方々、ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。
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