「共通ポイントサービス「Tポイント」の会員データ分析によるマーケティング」と題した勉強会と懇親会を開催しました。

3月度の勉強会は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社横江正治様をお招きして、「共通ポイントサービス「Tポイント」の会員データ分析によるマーケティング」をテーマにご講演賜りました。

急速に拡大するTポイントの会員数。2012年6月にはヤフーと提携するなどして現在の会員数は人口の約34%にあたる4,408万人(2013年2月末現在、アクティブ・ユニーク数)に達しました。また、佐賀県武雄市からは図書館運営業務を受託することで、図書カードにTカードの機能が備わるなど、Tポイントの拡大に向けた多角的な取り組みが紹介されておりました。

会員データ分析によるマーケティングについては、例えば、お弁当の販売では、性別・年代と商品購入のトライアル率やリピート率を分析することで、性別・年代別の人気商品や不人気商品を把握することができるようになります。その結果、年代別の新商品の開発や売れ残りの回避などに活用することが可能です。

また、ダイレクトメールを送付する場合なども「まとめ買い派」や「子育て世代」等にセグメントを分けて分析することで、反応の薄いセグメントへのダイレクトメールの送付を削減することが可能となります。

とりわけ参加者の高い関心を寄せていたのは、単一の提携店における利用履歴だけではなく複数の提携店における利用履歴を分析することで、ユーザーの志向性を捉えることができ効果的なプロモーション活動に役立てることができるとの説明部分でした。

一方、カルチュア・コンビニエンス・クラブ様では、利用履歴と個人情報を厳格に区別し、各提携店には個人を特定しないマーケティングデータのみが提供されているとの説明があり、会員データの保護にも力を入れていることが分かりました。

◯懇親会

勉強会終了後には勉強会参加者による懇親会を開催しました。
講師の横江様も出席され、勉強会の限られた時間では話しきれなかった質疑で賑わいました。

参加者は、経営層から営業担当者まで幅広い層の方が集まっておりましたが、お酒を飲みながら意見を交わすことで、垣根無く会員間の親睦を深めておりました。
懇親会では新しい人脈を広げる機会があります。新経済連盟ではこれからも定期的に懇親会を開催したいと思いますので、一般会員の皆様は参加を検討されてはいかがでしょうか。

講師の横江様、参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

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