地域活性化に関するワーキンググループ第4回(夏期特別版)が開催されました。
9月2日に、地域活性化分野ワーキンググループの開催をいたしました。 第4回目となる今回は、夏期特別版といたしまして、実体験型勉強会として趣向を変えての開催となりました。
大型バスが満席となり、にぎやかな移動となりました。
位置情報を活用した携帯ゲームを事例に取り上げ、参加各社でゲームを操作しながら体験し、実際の地域の事業者様へ訪問をするという内容で、バスによる移動を行いながらの共有会となりました。
プロデューサーから丁寧に説明がありました
往路では、コロプラ社、マピオン社より各ゲームのプロデューサーから ゲームのユーザ層、使われ方などを共有頂きました。
一般的な携帯ゲーム等と異なり、30代を中心とした社会人中心のユーザ層であることが印象的でした。
また、各プロデューサからの丁寧なゲームの解説と共に、参加者も楽しくゲームを体験できたのではと思います。
さらに、現地では、地域活性化のひとつの大きなテーマでもある、ネットによる地域の施設への誘客について実際のリアルとの連動例を共有しました。
現地施設は千葉県印西市のとある盆栽園で、かなりの遠隔地というロケーションです。 参加者も熱心に園主の方へのインタビューを行っていました。
現地施設は農道沿いに立地
福島園3代目園主 福島孝之さん
携帯ゲームとの連動によって、実際に現地へ訪れ商品を購入することで、 ゲーム内でも特典が得られるしかけとなっており、
園主からは、毎月コンスタントに250名程度の来訪があり、その多くは盆栽の初心者ということで 新規の顧客を獲得できているというお話がありました。
ユーザ同士のコミュニケーションの場ともなっている
復路では、2名のゲストからそれぞれ講演が行われ、
佐賀県首都圏営業本部 副本部長 西岡 剛志様からは、地域の視点での事例やポイントのお話を頂きました。
都市部で提供されているサービスの模倣ではなく、いかにその地域でしか経験できないベネフィットを訴えていくか 差別化のためには、ニーズの多様化に応じ、ニッチなものを寄せ集めていくことが重要というポイントが印象的でした。
また、じゃらんリサーチセンター 研究員 加藤 史子様からは、 観光・旅行マーケットを題材に、ユーザ層、昨今の市場動向、誘客による経済的インパクトなど、 クイズ形式での講演でわかりやすくポイントを解説いただきました。
ユーザを動かすためには、ターゲットを絞りベネフィットを明確にすること、またそれが伝わる商品化ができているか というポイントが事例と共に紹介されました。
今回の特別版は長丁場の会となりましたが、
参加者の皆様、そしてホスト役のコロプラ様、ありがとうございました。