「JX Live!2023」を開催しました
新経済連盟(新経連)が打ち出す新たなイベント「JX Live!」。その記念すべき第一回目となる「JX Live!2023」を、7月3日、いま東京で最も注目されているビジネスエリアの一つである虎ノ門で開催しました。本イベントは「ラウンドテーブル」・「JX Awards表彰式&パーティー」・「特別ディナー」の3つのコンテンツで構成され、日本経済の再活性化に向けた新経連の政策メッセージを広く発信するとともに、新経連に共感いただく皆様のコミュニティの力をさらに高めていくことを目指すものです。当日は約400名の方々が来場され、多くの皆さまから大変高い評価をいただきました。
【ラウンドテーブル】
虎ノ門ヒルズフォーラムを舞台とした3つのトークセッションは、新経連として初めての試みとなるラウンドテーブル形式で実施しました。登壇者とオーディエンスが対面する従来型のパネルディスカッションではなく、発言者たちが会場中央のラウンドテーブルに登場。「JX Live!」の名前に相応しく、皆様にはそれを取り囲む形で最先端の政策議論を体感いただきました。ラウンドテーブルの様子はYouTube登録者60万人を超えるビジネスメディアPIVOTにて7月5日(水)から随時配信しております。
「人、知、金を世界から日本に呼び寄せよう」というJXのメッセージを込めたオープニングムービーで開幕。三木谷代表理事から皆様へのご挨拶に続き、ラーム・エマニュエル駐日米国大使から激励のビデオメッセージをいただきました。
そして大注目のラウンドテーブル①「Japan Transformation~人・知・金が集まるイノベーション大国に向けて~」がスタート。日本の競争力向上・経済力復活のために必要な施策について、経営者・政治家がそれぞれの視点で提言。女性の活躍の場を広げること等が急務だという点を多くの登壇者が指摘しました。また、優秀な外国人材への税制優遇措置、DX・AI分野の規制緩和、そして海外進出を目指すアニマルスピリッツや、日本企業・経済の潜在力に対して自信を持つことの重要性などについて語られ、イノベーションを通じて日本を抜本的に変革する道筋について議論が交わされました。
登壇者:西村 康稔 氏(経済産業大臣)
松川るい 氏(参議院議員)
キャシー 松井 氏(MPower Partners Fund L.P. ゼネラル・パートナー)
David Chao 氏(DCM共同設立者 兼 General Partner)
藤田 晋 副代表理事(サイバーエージェント 代表取締役)
MC: 三木谷 浩史 代表理事(楽天グループ 代表取締役会⻑兼社⻑)
続くラウンドテーブル②のテーマは、「世界を変えるデータテクノロジーとは?~日本のAI・web3戦略~」。昨年11月のChatGPT公開以降、急速に高まるデータテクノロジーへの関心は、それが私たちの社会や企業にどのような変革をもたらすのかという点にあります。日本では新しい技術のネガティブな側面がときに過剰に強調され、その可能性と経済的インパクトを掴みそこねることがこれまでにもありました。またセッションの中で「着地に失敗する」という指摘があったとおり、良い技術を持っていてもそれをグローバルに展開することができない事例が後を絶ちません。そうした過去を踏まえて日本がとるべきグローバル戦略についてやAIネイティブな子供たちの可能性についての期待が示されたセッションとなりました。
登壇者:平 将明 氏(衆議院議員)
平野 未来 氏(シナモン CEO)
伊藤 穰一 氏(デジタルガレージ 取締役)
内山 幸樹 幹事(ホットリンク CEO)
MC: 国山 ハセン 氏(PIVOT)
最後にラウンドテーブル➂「グリーントランスフォーメーション(GX)による 日本再興 ~GXを日本の新成長戦略に~」を開催いたしました。グローバルな脅威である気候変動を前に、新経連でも昨年から特別なワーキンググループ(WG)を立ち上げ、4月には政策提言「新経済連盟 カーボンニュートラルビジョン」を発表しています。このセッションではWGの正副座長を務める吉田理事と城口氏を中心に、GXを民の力で加速化させるために必要な政府戦略をめぐり、特に日本政府による10年間で150兆円という世界でも類のない規模の予算をどう配分するか等について激論が交わされました。本音を隠さないストレートな議論で「JX Live! 2023」を締めくくるに相応しいセッションとなりました。
登壇者:山田 美樹 氏(環境副大臣)
柴山 昌彦 氏(衆議院議員)
吉高 まり 氏(東京大学客員教授)
城口 洋平 氏(ENECHANGE CEO)
吉田 浩一郎 理事(クラウドワークス CEO)
MC: 竹下 隆一郎 氏(PIVOT)
【JX Awards表彰式&パーティー】
17:30からのパーティーは、昨年の10周年記念パーティーに続いて今回も、2012 DMC World ChampionのDJ IZOHによる素晴らしいパフォーマンスで幕を開けました。冒頭では新経連が未来を担うアントレプレナーに贈る「JX Awards2023表彰式」を実施しました。また、新企画として会員企業10社による「自社PRタイム」も大変な盛り上がりとなりました。
■JX Awards2023表彰式
まずJX Awards2023は今年も第一線で活躍する5人の選考委員が投票により、大賞1名、選考委員特別賞3名の計4名を選出いたしました。表彰式では選考委員からお祝いのメッセージとトロフィーが贈呈されました。続いて選考委員長の三木谷代表理事が今回の選考を総括し、最後に受賞者を代表し選考委員特別賞の綱川明美さんより受賞コメントをいただきました。綱川さんは授賞式の直前に保育園にお迎えに行ったとのことで、小さなお子さんとともにステージに登場し、その愛らしい様子に会場が和むというシーンもありました。
☆JX Awards2023受賞者
☆JX Awards2023選考委員会
■自社PRタイム
自社PRタイムは事前応募で決定した新経連の一般会員企業(45歳以下限定)10社が90秒/社で自社のPRをしていただく企画です。90秒という限られた時間でしたが、登壇者の皆さまにはそれぞれ個性的なパフォーマンスで会社と事業を紹介いただき、大変な盛り上がりを見せました。
登壇者:竹内 慶太 氏(ValuesFusion 代表取締役)
藤原 誠明 氏(ワークスアプリケーションズ エヴァンジェリスト)
早川 礼 氏(ONECOMPATH 代表取締役社長CEO)
山田 洋志 氏(ガッコム 代表取締役社長)
小里 雄平 氏(inglow 代表取締役CEO)
尾日向 竹信 氏(三ッ輪産業 代表取締役社長)
圓林 真吾 氏(メディアオーパスプラス 取締役COO)
鍾 勝雄 氏(ソフツー 代表取締役)
阿久津 智紀 氏(TOUCH TO GO 代表取締役)
牛丸 順登 氏(deex 代表取締役)
【特別ディナー】
ご協賛各社の皆様とセッション登壇者の方々、さらには当連盟理事・幹事とのネットワーキングを目的とした特別ディナーを、「アンダーズ東京」51階のTOKYO STUDIOで開催しました。ディナーの冒頭には、日本大学の林真理子理事長、東京藝術大学の日比野克彦学長、そしてノーベル賞受賞者である旭化成の吉野彰名誉フェローという豪華なゲストをお招きし、「未来を担う若者をいかに育てるか?」をテーマとしたスペシャルトークセッションも開催いたしました。また、同席された西村康稔経済産業大臣から「若い人たちを応援すること、それが新経連の役割」との激励の言葉をいただきました。