[オンラインセミナー]【新経連and全国!!】 住みたい街は自分で創る!-【福岡発】地域を拠点に新たな価値を広げる経営とは?-を開催しました

新経済連盟(新経連)は、新プロジェクト「新経連and全国!!」のキックオフとして2021年3月22日に「新経連and福岡!」を開催しました。
 
福岡市は、政令指定都市でもトップクラスの人口増加率を誇り、行政によるスタートアップ支援が充実していることは報道等で全国的に知られています。しかし、地元企業経営者の生の声を伺う機会はなかなかありません。そこで、今回は福岡市に拠点を置き、地域の枠を超えて事業展開している新経済連盟会員の代表者お二人 − 株式会社ホープ代表取締役社長兼CEOの時津孝康さんと、Gcomホールディングス株式会社代表取締役社長の平石大助さん – をスピーカーにお迎えし、それぞれの事業や福岡の課題などを語っていただきました。モデレーターはテック系イベントのトッププロデューサーである奥田浩美さんにお務めいただきました。
 
両社は事業分野こそ異なるものの、ともに地方自治体向けサービスが中核事業のため、お二人からは自治体に寄り添いながら協働していくことの重要性や、これまでの創業からの歴史に関して非常に興味深いお話を伺うことができました。また、福岡の利点として、九州全域から人が集まりやすい点、空港の利便性が高く東京とも時間的距離感が近い点、安価な固定費、さらには高島 宗一郎市長の情報発信力などが挙げられました。他方、優秀な人材が地元大企業や東京に集まり、地元ベンチャー企業にITや金融などのスペシャリスト人材が集まりにくい点や、依然として東京との情報格差があることなどが課題として指摘されました。また、2016年にホープが東証マザースに上場したように、徐々に上場のノウハウや人材獲得の経験が蓄積されつつあり、スタートアップエコシステムは形成途上にあることなどをお話いただきました。
 
最後に、平石さんからは、新経連を通じた会員企業同士の交流、特にDXでの協業推進への期待が寄せられました。また、時津さんからは、NHKや日経などの主要メディアに当たり前のように新経連幹部や新経連株価指数が出てくるようになれば、全国からもっと多くの企業が加盟するのではないかとのご指摘をいただきました。
  
約60名の参加者の皆様からは、「スペシャリスト人材不足や情報格差の課題解決手段として考えられることは」といった質問や、「福岡発ベンチャーが首都圏等のエリア外に進出することをどのくらい重視しているのか」など、多くの質問が寄せられました。
 

今回の【新経連and 福岡!】を皮切りに、今後も隔月で全国主要都市を巡回します。
次回は5月、【新経連and 名古屋!】を開催予定です。皆様ぜひご参加ください。

当日の様子

右から時計回りに時津孝康さん、平石大助さん、奥田浩美さん

 

■新プロジェクト【新経連and 全国!!】とは?
新経済連盟が、これまで主に活動してきた首都圏・関西圏を超えて、全国の各主要都市との繋がりを深め、相互の交流から新しい価値の創造を目指すプロジェクトです。それぞれの都市に本社を置く会員企業や注目企業の代表者から、地域に根を張り成長する企業の姿、いま直面する課題と今後の展望、さらには新経済連盟への要望などを率直に語っていただくことで、地域経済のリアルな現状や潜在力を広く発信し、今後の政策提言にも活かしてまいります。

 

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