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1月度勉強会「デジタル時代の著作権WG」および懇親会を開催しました

2014年1月30日、2014年最初の一般会員向け勉強会として、「デジタル時代の著作権WG(ワーキング・グループ)」を開催いたしました。本WGは先進的なコンテンツ管理・配信サービスとデジタルコンテンツの普及を支える、保護と活用のバランスのとれた先進的な知的財産・コンテンツ流通促進制度の整備を行うことを目的として設置いたしました。
     
     
     
     
第1回の今回は、著作権法の課題を認識するため、「著作権法がソーシャルメディアを殺す」の著者である国際大学GLOCOMの城所先生より、「新技術・新サービスの芽を摘み取る日本の著作権法」と題するご講演をいただいた後、参加者によるフリーディスカッションを行いました。
     
     
     
     
城所先生からは、米国は、フェアユースを広く認め伝統的に新技術・新サービスの芽を摘み取ることに対して慎重な対応をしているが、日本は、自らコントロール可能な行為により侵害の結果を招きそれによって利益を得ている者は、著作権法の規範的な観点から侵害責任を負うべきとするカラオケ法理の呪縛により、日本発の新サービス・画期的発明が葬られている、との説明がありました。
すなわち、日本では、ウィニー事件でソフト開発者が逮捕・起訴され、最高裁で無罪が確定するまで7年半を空費したが、欧米版ウィニーの開発者は億万長者になったこと、まねきTVのサービスが最高裁で公衆送信権侵害とされ、サービス停止に追いやられたりしていましたが、フェアユースのある米国では類似のサービスに対して訴訟すら提起されなかったこと、また、グーグル社が提供する書籍検索のサービスでもフェアユースが認められたことなどから、著作権ビジネスの日米の格差はますます開いている、との解説がありました。
     
     
     
     
フリーディスカッションでは、フェアユースの導入に関する立法論や改正に向けたアプローチの手段についての提案などもあり、参加者のみなさまで真剣な意見交換がなされていました。
     
勉強会後には、恒例の懇親会を開催しました。
     
     
     
     
WGの参加者は、デジタルコンテンツの業務に関わる実務担当者や法律家なども多く、懇親会においても専門的な意見が飛び交っておりました。
     
城所先生、参加された当連盟の一般会員の皆さま、誠に有難うございました。
     
     

以上