【事務局レポート】那須から生まれるイノベーションと「JX」の芽 ナスコンバレー「シン・未来構想サミット2023」

那須の広大なフィールドを活用し先端技術の実証実験に取り組む「ナスコンバレー」の周年イベントである「シン・未来構想サミット」が、9月1日(金)・2日(土)の2日間にかけて行われました。
ナスコンバレーは新経済連盟(以下、JANE)の井上高志理事、鉢嶺登理事等が発起人となって2021年10月1日に設立された、社会課題の解決に向けた多様な関係者によるイノベーションと実装の場。現在は井上理事がナスコンバレー協議会の代表理事を務めています。
本イベントの後援団体として、JANE事務局員も1日目のサミットに参加しました。

取材日:2023年9月1日
※JANE = 新経済連盟の英語表記”Japan Association of New Economy”の略称
※JX = 2022年に10周年を迎えた新経済連盟が「日本を根本的に変えていく」という意思を込めた言葉である”Japan Transformation”の略
▼新経済連盟 https://jane.or.jp/

本イベントは那須ハイランドパーク内のイベント館で開催されました。
まずは地元、那須の皆様による伝統芸「白面金毛九尾太鼓」の迫力ある演奏がオープニングを飾りました。

次にサミットのオープニングとしてJANE三木谷代表理事によるビデオメッセージ上映と、井上理事(ナスコンバレー代表理事)によるスピーチが行われました。三木谷代表理事からは、JANEが掲げる「JX(Japan Transformation)」実現のためにはナスコンバレーが生み出す成果が必要不可欠であるとの期待感が示されました。井上理事は、ナスコンバレーのこれまでの成果として、実証実験を通じて事業化に至ったプロジェクトや進行中プロジェクトの紹介を行いました。具体的には「地域の間伐材を100%活用した小型バイオマス発電事業」などを挙げ、「ナスコンバレーでの実証実験を通じて、低コストで持続的な暮らしが可能な『限界費用ゼロ社会』を実現したい」と、今後の抱負を話しました。

オープニング終了後はラウンドテーブル、パネルディスカッションが続けて行われました。
ラウンドテーブルでは井上理事などが登壇し、コロナ禍で加速したリビングシフト(※)を踏まえ、雇用・インバウンドの創出や持続的なまちづくりの観点から、地域を活性化するための方策について議論しました。パネルディスカッションでは、地元首長が協議会の会員企業幹部らと脱炭素・地方創生といった課題に対応した経営や、官民連携による事業開発の必要性、今後の展望などについて議論を繰り広げました。ここで交わされた議論の中には、地域エネルギーデザインを含む新たな「まちづくり」という視点の重要性や、ICT教育における産官学連携の有用性など、JANEが掲げる「JX(Japan Transformation)」へと繋がる要素が多く含まれていました。

※リビングシフト = コロナ禍を背景とした、都市から地方への移住などの生き方・働き方に対する意識と行動の変容

パネルディスカッション①「ゼロカーボンシティ実現のための取組と今後の展望」
パネルディスカッション②「コロナ禍を経たシン・ライフスタイル/地方創生とリビングシフトの提案」

JANEはイノベーションを推進する企業や団体を、これからも様々な形で応援していきます。

ナスコンバレーについて
21世紀型社会に求められるソリューション(エコシステム、サービス、製品)の共創・実証実験・社会実装の場。社会・社会人・市民を中心に、未来社会の現実解となるソリューションを共創していく国内最大規模のリビングラボ。
「デジタル木材加工技術を用いた組み立て式の新築別荘建築」など、これまでに実証実験を通じて事業化した7件を含む37件のプロジェクトを進行。
公式HP:https://nasucon.jp/
シン・未来構想サミット:https://nasuconsummit2023.peatix.com/view

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