2月22日、朋優学院高等学校で天沼聰・エアークローゼット代表取締役を講師に出張授業を行いました

2月22日、朋優学院高等学校にて、当連盟会員である株式会社エアークローゼットの天沼聰・代表取締役CEOを講師に、出張授業を行いました。エアークローゼットは、「新しいファッションとの出会い」をコンセプトに、月額制・期限なしで何度でも新しい洋服をレンタルできるサービスを行っている、今大注目の企業です。(株式会社エアークローゼット:https://www.air-closet.com/
今回はその創業者である天沼様に、学生時代から起業に至るまでの経緯を通じて、働く上で必要なこと、生きる上で大切にすべきこと等について、高校生たちに語っていただきました。
   
   

講師:天沼聰様(エアークローゼット代表取締役)
   
   
 天沼様は、日本の中学を卒業後、アイルランドの高校から英国の大学に進学され、コンサルティング会社への就職で日本に戻って来られました。学生時代から「仲間と何か新しいことを始めたい」という起業を念頭においた思いがあり、プレゼンテーションスキルを高めるためにコンサルを選んだり、新しい経験をするために部署の異動を申し出たりと、常に自分に足りないものは何かを考えながら、必要な能力を得るための行動をしてきたそうです。
   
 「新しいことは必ず反対される。でも、とにかくやってみることが大切。」まず天沼様は、高校生たちにこう語りかけました。自身も2014年に会社を退職してエアークローゼットを立ち上げますが、最初はファッション業界のことがあまり分からず、相談した人の大半からファッションレンタルのビジネスモデルを反対されたそうです。しかし、「失敗しても、それは次につながる学び」という気持ちで実行に移し、今では、ブランド数300以上、登録者数10万人以上のサービスに育っています。
   
   

   
   
 「なりたい自分をイメージすること」の重要性も述べられました。「こうなりたい」という理想を描き、それと比較して現在の自分がどこにいるかを認識した上で、理想に至るために何が足りないかを考えれば、今やるべきことが見えてくる、ということです。これは、企業経営でも勉強でも、何でも同じであり、「意識」を持つかどうかで将来は変わってくる、と天沼様は強調されました。
   
「1の365乗は1だけど、1.01の365乗は約37.8。しかし、0.99の365乗は0.03。昨日より1%成長するだけで、あるいは1%退化するだけで、1年後にはこれだけ大きな差になってしまう。」この例を用いて天沼様は、少しでも成長するという意識を持つことが大切だと訴えました。
   
「時間はみんな平等ではなく、意識をするかしないかによってその価値が変わる」
この言葉の通り、常に目標を見据えながら、それに必要な「今」を全力で生きる天沼様の言葉は非常に説得力があり、これから自分の将来に向き合っていかねばならない生徒たちにとって大きなヒントになったのでは、と思います。
   
今回、出張授業の場を提供してくださった朋優学院高校の皆様、講師をお務めいただいた天沼様、講演を聞いてくれた生徒の皆様、本当にありがとうございました。
   
新経済連盟「新経済人育成貢献PT」では、引き続き、「出張授業」を行なう小・中・高校を募集しております。ご希望の学校は、ぜひお気軽にご連絡ください。
   
   
   
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