5月2日、大谷中学校・高等学校で須田健太郎・フリープラス代表取締役社長を講師に出張授業を行いました

5月2日、大阪の大谷中学校・高等学校(https://www.osk-ohtani.ed.jp/)にて、当連盟会員である株式会社フリープラスの須田健太郎・代表取締役社長を講師に、出張授業を行いました。フリープラスは、訪日旅行手配を中心に外国人に特化した訪日観光関連サービスを行っている、今大注目の企業です。(株式会社フリープラス:https://www.freeplus.co.jp/
今回はその創業者である須田様に、学生時代から起業に至るまでの経緯を通じて、働く上で必要なこと、生きる上で大切にすべきこと等について、高校生たちに語っていただきました。
   
   

講師:須田健太郎氏(株式会社フリープラス代表取締役社長)
   
   
須田様は、学生時代はアルバイトと陸上に明け暮れ、勉強はあまりする気になれなかったそうです。しかし、成人式の日、幼馴染と再会して楽しい時間を過ごした後、一人になると、「こんな楽しい『成人式』という時間はもう二度と来ない。人生は後戻りできない。」ということに気付き、「生きること」「死ぬこと」について真剣に考えるようになったと言います。そしてその結果、「何のために生きているかは分からない。でも、どうせやがては死ぬのなら、ただ何となく生きるのではなく、世界に自分の生きた痕跡が残るようなことがしたい。」という境地になり、テレビで見た若手起業家からインスピレーションを受けて、起業を決意したそうです。
   
須田様の起業に当たっての基本的な考え方は「人と触れ合うことによって、その人を幸せにする」であり、これが、現在のフリープラスの理念「外国人の方に人生に残る旅行をプレゼントする」と、その使命「日本のファンを増やして日本に貢献する」につながっています。
「我々の先輩は、日本を戦後の焼け野原から世界第二位の経済大国に発展させた。しかし、その日本の力が今、揺らいでいる。私は、世界中の人を日本に呼び込み、日本で楽しんでもらうことで、この国を再び押し上げることに貢献したい。」
このような自身の思いを踏まえて、須田様は、「海外の旅行会社を運営すること」「航空会社を立ち上げること」「一年中桜の見られる植物園等、観光施設を設立・運営すること」など、将来的にフリープラスを通して成し遂げたい夢を語られました。
   
   

   
   
「自分がどこに行きたいのか、まず決めること。」
講演の終わりに、高校生たちへのメッセージとして、須田様はこう述べられました。
「世の中、何も考えなくても、何もしなくても、流れていく。ただ何となく進学して、就職して、結婚して、仕事をし続けて、そして死んでいく。大半の人はそう。それでもよいが、どうせ生きるなら何かを残したい、ワクワクするようなことをしたい、と思うなら、まず自分の行き先を決めることが大切。そうすれば、何をすべきかが見えてくる。」
沈着冷静に、それでいて思いは熱く高校生たちに語りかける須田様の言葉は非常に説得力があり、これから自分の将来に向き合っていかねばならない生徒たちにとって大きなヒントになったのでは、と思います。
   
今回、出張授業の場を提供してくださった大谷中学校・高等学校の皆様、講師をお務めいただいた須田様、講演を聞いてくれた生徒の皆様、本当にありがとうございました。
   
新経済連盟「新経済人育成貢献PT」では、引き続き、「出張授業」を行なう小・中・高・大学を募集しております。ご希望の学校は、ぜひお気軽にご連絡ください。
   
   
   

提言・ニュース