地域活性化に関するワーキンググループ第6回が開催されました。

12月13日に、地域活性化分野ワーキンググループの開催をいたしました。

2010年4月に行われた第1回会議の中で、地域活性化の事例を参加各企業のネットワークにより共有していくことが当初の活動として確認され、その後数回にわたり、ホスト役企業によって開催を行ってまいりました。

担当が一巡する今回6回目は、宿泊施設等の再生を手がけられるホスピタリティコミュニケーションズ様より「スキー場の再生について」のご紹介、また秋田県横手市 観光協会会長でもある打川様より、今話題の「B-1グランプリ(ご当地B級グルメの祭典)」についてお話をいただきました。

株式会社ホスピタリティコミュニケーションズ様からは、実際の新潟県湯沢地区の スキー場(湯沢中里スキー場 :http://yuzawa-nakazato.com/winter/)を例にし て、スキー場の再生についてお話があり、
運営や設備の合理化などのコスト対策をはじめ、地域住民の巻き込みや、ピークへの対応、手作り感覚あふれる各種のイベントやキッズルームの設営など、実際の様々な打ち手を共有頂きました。温泉施設の無料化による来訪者の口コミ戦略や、夏季のアトラクション開発による通年型リゾート戦略なども印象に残りました。

そして、ゲストとして秋田県横手市観光協会から打川会長をお招きし、メディアでも大きく取り上げられているB-1グランプリについて、ご説明をいただきました。 回を重ねるにつれ、参加団体も増えてきているとのことで、運営面、企画面でも、もろもろトライアルをされており、前売りチケット方式や前メニュー(全テナント)共通金券方式のようなイベント運営上の細かい工夫から投票のルール運営の苦労話などまで、実例の一部をご紹介頂きました。
気になる効果ですが、横手市の場合、イベント当日は市の人口の倍以上の人手があったとのことで、効果としても2日間のイベントで12億円、またその後も横手やきそばのグランプリ効果などで年間32億円の効果があったとのお話でした。

ホスピタリティコミュニケーションズ田中様、横手市観光協会打川様、そしてご参加されたメンバーの皆様、ありがとうございました。
参加各社様の活動の今後のご参考、あるいは新たな連携へとつながれば幸いです。

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