【オンラインセミナー】Midwifeが推進する、企業のウェルネスマネジメント戦略 -アフターコロナの働き方を支える「顧問助産師」- を開催しました

10月1日、オンラインセミナー「Midwifeが推進する、企業のウェルネスマネジメント戦略 -アフターコロナの働き方を支える「顧問助産師」-」を開催しました。

今回のセミナーでは株式会社With Midwife代表で、自身も助産師として企業の「顧問助産師」サービスを展開する岸畑聖月様よりご講演をいただきました。セミナーでは企業における女性のウェルスマネジメントのあり方や助産師の役割、また竹中工務店グループ様や阪急阪神不動産株式会社様をはじめとする導入企業の事例を中心にお話を伺いました。

出産時に限らず、性教育や妊娠、育児、更年期など、女性の生涯に寄り添うことのできる現役助産師は、現在その約9割が病院やクリニックで勤務しています。そのため多くの人が助産師によるケアを出産時の入院中5~7日しか受けられていないのが現状です。さらに、全国の助産師の約半数にあたる35,000人が働く場のない「潜在助産師」となっているそうです。岸畑様は、そうした状況を改善し、助産師の持つ専門性をより幅広く社会で活用し、不妊や産後うつ、虐待などに悩む女性だけでなく、近年増加している産後うつに悩む男性もサポートする仕組みづくりを、企業とともに更に進めていきたいと語りました。

約50名の参加者の皆様からは、「顧問助産師は女性社員向けに心強いなと思う一方、女性部下から相談を受けた場合、男性上司はどのように対応したらいいのか」といった質問や、「男性にも産後うつがあり、男女関係なくサポートが必要であることがよく分かりました」といった声が寄せられました。

コロナ対策としてテレワークや時差出勤、裁量労働制等の柔軟性の高い働き方の普及が加速し、ワークスタイルが大きく変化する中、安心して働くことができる職場環境への投資が進んでいます。新経済連盟では企業と社員の関係性の変化や、「働き方改革」といった会員の皆様の関心の高いテーマについて、今後もオンラインセミナーを企画してまいります。

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